HEPAフィルター(high efficiency particulate filter)は、1938年頃にアメリカの原子力委員会によって放射性粉塵用エアフィルター(AECフィルター)として開発された。
アメリカで第二次世界大戦中にプレハブクリーンルームは軍用として利用された。
戦場で通信機器・電子装置の故障の原因が、浮遊微粒子のためだとされ、HEPAフィルターが利用された。
外傷を簡易クリーンルームで治療したので化膿も少なくなったという。
アメリカでは1940年代、電気・精密機器の製造に清浄雰囲気の必要性から、空気がきれいなグリーンランドや大西洋上の船内を工場にしたという。
HEPAフィルターも当初はセルロースとアスベスト繊維でつくったろ紙が用いられていた。
その後、ガラス繊維とアスベストのろ紙がつくられた。
アスベストを混入した理由は、均一径のガラス繊維の製造ができず、隙間ムラをなくすため繊細なアスベスト繊維を混入して補修効率をあげた。
1970年代に入ってからガラス繊維のみで、ろ紙がつくれるようになった。
1980年代になると、日本では0.1μmの微粒子で99.999%以上の高補修効率のHEPAフィルターを開発した。
2年遅れた1982年、アメリカでも高補修効率のHEPAフィルターが開発された。
アメリカではこれをULPAフィルター(ultra low penetration air filter)と名づけた。
セパレーターレスの薄型・軽量のアルミニウム枠のULPAフィルターが製作されたので、0.1μmの微粒子が1㎥中に10個以下という超清浄なスーパークリーンルームが開発され普及してきた。
さらに0.1μm微粒子を99.99999%以上の超高補修率のULPAフィルターも製作されるようになり、現在に至っている。
参考文献 「空気清浄化のしくみ」環境科学フォーラム編
アメリカで第二次世界大戦中にプレハブクリーンルームは軍用として利用された。
戦場で通信機器・電子装置の故障の原因が、浮遊微粒子のためだとされ、HEPAフィルターが利用された。
外傷を簡易クリーンルームで治療したので化膿も少なくなったという。
アメリカでは1940年代、電気・精密機器の製造に清浄雰囲気の必要性から、空気がきれいなグリーンランドや大西洋上の船内を工場にしたという。
HEPAフィルターも当初はセルロースとアスベスト繊維でつくったろ紙が用いられていた。
その後、ガラス繊維とアスベストのろ紙がつくられた。
アスベストを混入した理由は、均一径のガラス繊維の製造ができず、隙間ムラをなくすため繊細なアスベスト繊維を混入して補修効率をあげた。
1970年代に入ってからガラス繊維のみで、ろ紙がつくれるようになった。
1980年代になると、日本では0.1μmの微粒子で99.999%以上の高補修効率のHEPAフィルターを開発した。
2年遅れた1982年、アメリカでも高補修効率のHEPAフィルターが開発された。
アメリカではこれをULPAフィルター(ultra low penetration air filter)と名づけた。
セパレーターレスの薄型・軽量のアルミニウム枠のULPAフィルターが製作されたので、0.1μmの微粒子が1㎥中に10個以下という超清浄なスーパークリーンルームが開発され普及してきた。
さらに0.1μm微粒子を99.99999%以上の超高補修率のULPAフィルターも製作されるようになり、現在に至っている。
参考文献 「空気清浄化のしくみ」環境科学フォーラム編
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