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エアコン洗浄・虎の巻

エアコン洗浄に有益な情報を主に配信していきます。
ヒートポンプの応用製品

低温を作り出す機器には古くからヒートポンプが使われてきました。
冷蔵庫、クーラーなどは典型的なヒートポンプ利用家電製品です。
最近はヒートポンプの省エネ性能に注目し温度を下げるだけでなく、暖房や給湯など暖める機能にもヒートポンプが利用されるようになりました。
エアコンの暖房機能やヒートポンプ給湯器(エコキュート)のほか、洗濯乾燥機にもヒートポンプを利用した商品が登場しました。


ヒートポンプはこのように色々な製品に応用されていますが、最近一般の方にもヒートポンプの製品が注目されるようになったのは、上記にもある冷媒の代わりにCO2を使ってお湯を沸かす「エコキュート」 の発売が大きいと思います。
 
エコキュートの特徴は、冷媒にCO2(二酸化炭素)を使用していることです。
人工的に合成され、強力な温室効果をもつ代替フロンではなく、自然界にもともと存在する物質であるCO2を利用することで、より地球にやさしいヒートポンプになりました。
エコキュートでは、コンプレッサーを動かすのに必要な電気エネルギーの量を1とすると、気化熱によって2から4の熱エネルギーを取り込み、3から5の熱エネルギーでお湯をあたためます。
つまり、1の電気エネルギーを使って、3から5の熱エネルギーを取り出すことができるのです。

最新モデルのCOP(消費電力あたりの加熱性能)は5.0以上に向上しています。
発電所の発電効率が40%前後であることを考慮しても「使用する電気を生み出すために投入したエネルギー」よりも多い熱エネルギーを取り出していることになります。

二酸化炭素を利用して、熱エネルギーを生み出すまさに魔法のような商品ですね。
私も将来的にこのエコキュートとソーラー発電の設備は多少金銭的にかかったとしても是非利用したいと考えています。やはり将来のことを考えるとエコは、日本だけでなく世界中共通のテーマだと考えているからです。


日本政府もエコキュートをCO2削減の有力な手段として位置づけており、2010年までに一般家庭に520万台普及させることを目標に掲げています。


※注 「エコキュート」は関西電力の登録商標です。
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